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ファイナンシャルプランナー 山口京子がつづる、お金の話や日々の出来事

大手小町当選者のお財布診断(後編)

<+09:00>2012.10.08

お金の管理はどんなふうにしているんですか?オリーブさんが客観的に自分の管理状態を把握できるように、紙に書き出しながら説明してもらいました。

オリーブさん「いまどき珍しく、お給料を現金で手渡しでもらうので、そこから6万円を積み立てています。生活費口座にお金を入れ、クレジットカードで買えるものは生活費用のクレジットカードで買っています。残りが自分のおこづかいです。でも結局、生活費のお金と自分のお金がお財布の中で混じってしまうし、つい余分な物を買ってますね」

6万円の先取り貯金は立派!自分のおこづかいと、生活費を分けているところも合格!でも、混ざってしまったら意味がなくなちゃう(笑)。せっかく生活費用のクレジットカードを持っているんですから、ネットで買物履歴を確認すれば、家計簿がわりになって使いすぎも防げますよ。

オリーブさん「家計簿代わりになるのはいいですね。大手小町にも書いてあったVisaデビットカードも興味あります」

Visaデビットカードは、使ったその場で直接自分の銀行口座から支払額が引き落とされる、即時決済型のVisaカード。Visaマークが使えるお店ならコンビニでも、海外でも、ネットでも現金感覚で買い物ができます。
クレジットカードとの違いは、なんといっても、自分の口座から即時引き落とされることと、口座残高までしか買い物ができないこと。
つまり、予算管理がしっかりできます。「普段の買い物は現金で、ATMはいつも混んでるから、多めに現金を引き出しているけど、ついつい使いすぎちゃう・・」そんな方は、現金代わりにつかえて、ポイントなどの特典も貯まるデビットカードがオススメです。

現金でお給料をもらっているなら、おこづかい用の口座をVisaデビットカードが作れる銀行で開いて毎月の自分のおこづかいを入金。あとは、口座のVisaデビットカードで買い物をすれば、生活費のお金と自分のおこづかいが混ざりませんね。買い物履歴は、ケータイでもチェックできます。

オリーブさん「海外でも使えるんですか?」

買い物だけでなく、現地のATMで、現地通貨が国内のご自身の口座からおろせますから、両替所に並ばなくてもいいですよ。

Visaデビットカードには銀行によって異なる様々な付帯サービスがあります。使った金額に応じて、キャッシュバックしてくれるスルガ銀行や、JALのマイルが貯まるりそな銀行、楽天のポイントが貯まる楽天銀行がありますので、好みにあったところを選ぶといいでしょう。
オリーブさん「私は、キャッシュバックがいいです。銀行のホームページも一度も見たことがありませんでした。帰ってから見てみます。貯まる予感がしてきました!!」

これを機会に、もっとお金が貯まるお財布になって下さい!

お財布の中の、いるものといらないものを整理したら、お財布がとっても軽くなりました。ちゃんと先取り貯金ができていますので、あとは簡単に生活費とおこづかいを管理できる仕組みを作れば、ムダ使いも減ってさらにお金が残ります。

近所に銀行がなく、コンビニをよく利用するというオリーブさん。スルガ銀行やりそな銀行など、Visaデビットカード発行銀行によっては多くのコンビニで入出金手数料が無料になります。スルガ銀行は金額に応じてキャッシュバックがあるので、貯めたポイントが失効してしまうこともありません。Visaデビットカードで買い物すれば入力しなくても、モバイルやパソコンで履歴がいつでも見られて便利。働いているママの強い味方です。がんばってください!